岡崎の自由帳

ゲームのプレイ日記。考え方とか解釈の仕方とか、そういうふんわりしたものを大事に色々遊んでます。

【神姫プロジェクト】ヘクトル砲のやり方を調べた

エッチだ…w

 

旬の過ぎ去った話題をなんで今になって書こうと思ったかというと、やり方を知らなかったから。これだけ。ヘクトル砲って調べて一発で虎の巻が出てくれればよかったんですけど、これがまあ見つからない。ヘクトル砲って言葉だけがただあって、誰もヘクトル砲のやり方を解説してくれてないのが現状。なので、色んな場所に断片的にある情報をかき集めることにしました。

その結果、なんとなく分かったことを備忘録として。念のため言っておきますが、この記事に書いてあることが正しいという保証はありません。

 

 

 

なぜヘクトル砲なのか

ダメージ減衰という壁

神姫プロジェクトには減衰と呼ばれるダメージ計算式上の仕様があります(公式の呼称は「上限」)。一定のダメージを上回ると、それ以上は強烈な補正がかかって一気にダメージが伸びにくくなるというもの。バーストなんかは分かりやすい例で、減衰を超えるダメージを出すと以降の部分には1/10というエグい補正がかかります。例えば本来バーストで800万ダメージ出せる攻撃力があったとしても、エクシ0なら減衰の100万+700万/10で合計170万にしかならないというわけ。エクシ上限100でも250万。この減衰にぶち当たってもなおバースト火力求めるのは非効率的だよねってことで、テクニカやらスティンガーやら連撃やらを伸ばしていくのが普通の武器編成の指針。

なんですが、減衰はあくまで減衰であって上限ではありません。極論バーストで8000万出せる火力があれば、100万+7900万/10で890万ダメージを叩き出せます。

ヘクトル砲は、この減衰の壁を無理やりぶち抜くビルドです。

 

神姫プロジェクトのダメージ計算式

非公式wikiから引用します。

与ダメージ中央値算出式(仮)

通常攻撃与ダメージ中央値=
 表示攻撃力
  × (1+キャラUP幻獣効果+アサルト値+攻撃バフ+アシスト)
  × (属性相性+属性値UP幻獣効果+属性値+属性バフ+アシスト)
  × (1+旺盛効果UP幻獣効果+ヴィゴラス値(効果上限+100%)+旺盛バフ(効果上限+100%))
  × (1+反逆効果UP幻獣効果+リベリオン値(効果上限+150%)+反逆バフ(効果上限+200%))※この枠合計が+200%上限
  × (1+特殊攻撃UP幻獣効果+特殊攻撃バフ)
  × (1+与ダメージUPバフ)※白虎等
  × (1+急所攻撃)
  × (1+(0 or 0.5))※会心発動で+0.5
  × (1+ユニオン守護神補正)
  × (1+その他バフ補正+テクニカ)(効果上限+300%)
  × (1+味方攻撃デバフ)
  ÷ {敵防御×(1+敵防御補正)}

 

バーストダメージ算出式

  • バーストダメージ=
     通常攻撃ダメージ(テクニカ効果を除く)
      ×(a+バーストダメージUP効果+ダメージUP特殊効果)+b

https://xn--hckqz0e9cygq471ahu9b.xn--wiki-4i9hs14f.com/index.php?%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E4%BB%95%E6%A7%98%E3%83%BB%E8%A8%88%E7%AE%97%E5%BC%8F

だいたいこんな感じらしいです。全部を把握しようとするとウエッてなるんですけど、この計算式が全くもって意味不明って人は、多分ヘクトル砲を調べる前にやることが山ほどあると思います。

まあ別に意味不明でもいいんですけど、注目してほしいのはとにかく乗算が多いことですよ。色んなゲームやってる人なら分かると思いますが、この手の乗算まみれのゲームは大抵インフレします。パズドラとか。今攻撃倍率18京まで実機で出てるらしいです。攻撃倍率18京て。ダメージ上限は42億なのにどうなってんだ。

神姫プロジェクトもダメージ計算には乗算が多くて、本来てま崩壊待ったなしなんですけど、そこに減衰という仕様を持ち込むことでなんとかインフレを防いでいるわけですね。個人的にはきっかりした上限が設定されるゲームより、減衰で緩やかにダメージが上昇していく神姫プロジェクトみたいな仕様のほうが好みです。

 

別に頼光砲でもパラシュ砲でもいいじゃん?

脱線しましたが、乗算が行われるダメージ計算式で重要なのは、それぞれの項目の数値をなるべく均等に上げていくことです。1*1*10より4*4*4のほうが圧倒的に合計は高いですよね。アサルトが伸びてきたら次はヴィゴラスだね、属性攻撃力もほしいねってアドバイスが初心者中級者にされるのはこういう背景があります。

ほんなら全部均等に上げればええやんって話ではあるんですが、ここで問題が1つ。乗算される項目自体は複数あるんですが、それぞれの数値を上げる手段の多さにかなりの差があるということ。例えば引用したダメージ計算式の一番上の部分、通称アサルト枠は一番確保が簡単で、完凸カタスだけで100確保できてしまいます。両カタスなら200。内蔵してる武器も多いし、バフも豊富。

で、ヘクトルは上記計算式の中でも確保が難しい「特殊攻撃」「急所」「与ダメージUP」の3枠を自前のアビリティで用意できてしまいます。これが「ヘクトル砲」が生まれる理由というわけ。

 

ヘクトル砲のやり方

とにかく色々な枠の数値をなるべく均等に盛りまくればいい。

だと思いました。調べていて。はい。違うかもしれない。でも調べた感じそうなっちゃったんだから仕方ない。どの数値がどの枠に収まってるのかを調べる必要はあるんですが、そこは各自で。

フレイ砲の前例からして、ある程度手軽に火力手段を用意できるって意味でヘクトルが砲台に選ばれてるだけではある。つまり複数のダメージ上昇手段を確保できるなら、ヘクトルに限定する必要はないってことです。

 

ヘクトル砲試運転

そんなわけで試しにやってみます。試して全然ダメだったらダメじゃんってまた考え直すだけなので物は試し。

 

おー。なかなかいいダメージ出ますね。とにかく考え自体は間違ってなさそうだ。まあストリーク含めた総ダメージではへなちょこなんで実用的かどうかはおいといて、なんとなくヘクトル砲のやり方が分かった気がします。

 

とりあえず、武器がこんな適当な状態でもちゃんと下準備を整えてやればヘクトル単体で1000万は出せることが分かりました。バースト火力だけ求めてるのにテクニカ入れてるとか、持たせるメイン武器がなくてリベ入れてるとか、穴だらけにも程がある。

 

というわけで。

 

もうちょっと詰めてみる

少し武器編成を整えて、こんな感じで。武器でアサルト190、ヴィゴ57.3、エクシ90、スティ期待値24%、片カタスなのでそれぞれ効果値1.5倍(エクシ減衰はあるけど)。ついでに属性40。

 

幻獣はこう。3凸カタスでアサルト80、蚩尤で属性50、サポおじで特殊攻撃200。

 

編成。ヘクトルで特殊攻撃125と与ダメ200とスティ1.2倍、プルートバフでアサルト40に属性50、アイテールでエクシダメ120と上限20、フレイで与ダメ100。

 

そんなこんなでバフをモリモリに。もう何がどの枠に収まってるのか、アビ効果の優先関係も全然わかってない。実際アイテール3アビの後にヘクトル2アビ打ったらmissになったし、蚩尤の召喚効果も適応されてるんだかされてないんだかわけわからん。最初はダメージ計算ツール使おうとしたんですけど面倒くさすぎてやめました。ただやってること自体は間違ってないはず。

 

デバフ下限+恐傷。恐傷が結局どの枠で計算されるのか調べてもイマイチわかりませんでしたが、まあなんでもいいです。別枠というか特殊な枠なことは確からしいので。

 

準備完了。念のためカタスのバフ切れも待ちました。

 

パキーン!

 

素晴らしい。さっきの2倍以上のダメージ出てますよ奥さん。なんでこんなに出てるのかはわからない。雰囲気でやってる。でもやっぱり考え方自体は正しそう。

 

ヘクトル砲は実用的か

要求水準高杉

正直、ヘクトルで単体2000万出てるから何?って感じではある。これが手軽に開幕5000万とか出せるんなら話は別ですけど、今の自分のステータスでは無理。てか開幕5000万出せたらレイドはもっとヘクトルまみれになってる。まずお膳立てが大変すぎる。特定のバフをかけるために神姫には大きな制限がかかるし、フレイだったらレイジング待ち、風ヒュプノスなら1ターン待ち、被ダメージ1つでヴィゴも減るし、事前調査も大変。

もっとヤバいのは武器と幻獣。ヴィゴ100は前提、その上でスティクリを盛りまくらなきゃいけないのが本当に終わってる。スティ大って姫武器しかないですからね。それを3本4本要求されるんですよ、どうせ。あとルーセントも。武器は百歩譲ったとしても幻獣は完凸カタスか終凸Ⅱディアおじ必須だし、サブも120幻160幻は当然として白虎も求められますよ。今後PBまで実装されるんでしょ?むりむり。

そりゃどこまで詰めるかってのは現実的なラインを考えてある程度の妥協は必要だと思うんですけど、あと100万くらい課金しないと個人的には実用ラインに乗る気がしません。減衰を突破してウン千万叩き出すのはもともと天上人のロマン砲だったらしくて、そこに都合よくヘクトルが登場して、ご理解勢じゃなくてもいけんじゃね?ってので誕生したのがヘクトル砲って印象でした。調べていて。つまり無課金やら微課金は気にしなくていい。要求水準高杉。

 

今の環境でどこで使うのこれ……

旬の過ぎた話題って記事の冒頭で書いたんですけど、既に対策されちゃってるんですよねヘクトル砲。厳密にはディアおじが。ディアおじの特殊攻撃200って結構ヤバいんですが、10月の競技会では属性統一の編成だと特殊攻撃枠で300の最終ダメージUPバフがかかってたというね。ディアおじのメリットないやん。ディアおじの枠が独自バフに変わっただけでヘクトル砲自体は現役じゃんと思いきや、10ターントータルダメージの計測だったんで特定ターンのためだけに下準備を整えるヘクトル砲との相性は最悪。うーん。ユニイベも似たような属性統一ボーナスが実装されるそうなんで、もうキツそう。

実際ヘクトル砲ってのは極々限られた一部のコンテンツで輝くビルドだったんですよ。具体的に言うとユニイベと競技会。特殊かつ極端なバフが盛られるから。それこそ開幕5000万とか出せる。でもそこで対策されてしまった。うーむ。競技会はルール次第でまだまだ活躍の余地はあると思いますけど、ディアおじが事実上封印されてしまったんで大きくハードルが上げられているのかなというのが所感です。

まあヘクトル砲じゃなくても、減衰超えてダメージ叩き出すにはどうするかって考え方そのものは他の英霊だろうとレイドだろうと活用できると思うんで、ダメージ計算式の性質くらいは覚えて損はないんじゃないかなってところで。今回はお開きとします。